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平成18年1月8日

成人式挨拶

2,006年の新春、20歳を迎えられた皆様に心からお祝いを申し上げます。
皆様が歩んで来られた20年は、バブル景気の終焉で経済が長期的な低迷となりました。そして、ITによる情報化や国際化によって多様な価値観が生まれ、日本全体が大きく揺すぶられた時代でもありました。

今年は21世紀に入って6年目です。ようやく社会はバブルの後遺症より立ち直りを見せ明るさを取り戻してきました。しかし、少子高齢化社会の中で地方分権を進展させるためには、従来の福祉制度や地方自治体のあり方を大きく変えざるを得なくなりました。

今後、皆様は学校、職場、地域等、市内外でご活躍されることでしょう。私は、社会が大きく変化する時代に成人となられた皆様が、人生において自己実現を図れるよう自らが主体的に考える、決断する、行動する、そして結果に責任を持つことを勧めます。

昨年、多治見市は市政65周年を迎えました。この1月23日には笠原町と合併し、新しい多治見市がスタートします。明治以来の中央集権から地方分権に変わって、国と地方の役割やあり方も大きく変わりました。多治見市の将来像を市民が自ら決定し行動することが求められています。

どのように作っていくのかは、多治見市の将来を担う若者の特権です。元気で活気のある快適なまち、地球環境に優しく緑多きまち、歴史と文化と伝統の薫る誇りあるまち、そして、老若男女が楽しく暮らせるまちを作るためには、皆様の知恵と汗が必要です。
どうか、私たちと共に「ふるさと多治見」の発展のために情熱を注いで下さるようお願いいたします。

本日、希望ある成人式を迎えられた1,292名の皆様に、重ねてお祝いを申し上げると共に、今後のご活躍を心より祈念いたしまして、私のお祝いの言葉といたします。

多治見市議会議長 中道育夫

 

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