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平成18年1月8日

消防出初式祝辞

平成18年の輝かしい新春を飾り、永い歴史と伝統を誇る、多治見市消防出初式が挙行されるに当たり、市議会を代表して、お祝いを申し上げます。
消防団の皆様、消防職員の皆様、新年あけましておめでとうございます。

皆様には、日頃から市民の生命と財産を守るためにご尽力を賜りまして、誠にありがとうございます。厳しい訓練によって、いざと言う時には何時でも出動して頂ける、そのことで市民は、安全・安心の中で暮らすことができています。

只今、表彰を受けられました方々は、長年、災害に対し24時間出動態勢を取り続け、実際に出動された功績に対し授与されました。市議会からも厚く御礼を申し上げます。

さて、昨年の火災の特徴は、前年に比べて、件数が3件増加し、死者が4名に増加、被害総額が2倍の約1億1千万円になったことです。出火の原因はタバコの不始末が最も多く、被害総額は電気器具が最も多くなっています。つまり、最近の火災はタバコや電気器具が原因で発生していますが、火災は規模が大きく、死者も出るようになった、ということです。

一方、何時発生しても可笑しくないと言われる東海地震や東南海地震は、予想震度が6強という大変大きなものです。多治見市にも華立断層や笠原断層があります。一旦活動すれば、やはり震度6強の地震が発生し、被害は死者が約200人、全壊家屋が約2,200棟と予測され、その被害は冬の夕方で最も大きいと予想されています。

これらの火災や地震は何時どこで発生するか分かりません。そのような中、市民の生命と財産を守るため、消防団の皆様が先頭に立ち、我が身を顧みず、昼夜を問わず職務に邁進されることは、誠に感謝に耐えません。

団員の皆様には、今後益々大きくなる消防団の役割と市民の期待に応えるため、栄えある伝統を引き継ぎ、精進して下さるようお願い申し上げます。市議会といたしましても、全力を挙げて、災害の予防と消防団の支援を続けて参りたいと考えます。

終わりに当りまして、団員の皆様とご家族の、ご健勝とご多幸を祈念申し上げ、私の祝辞とします。

 

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