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平成18年1月29日

多治見市・笠原町合併記念式典・挨拶

 多治見市と笠原町の合併記念式典の開催に当たり、市議会を代表して、ご挨拶を申し上げます。ご来賓の皆様、本日はご多用の中を、私共の合併記念式典にご臨席を賜り、誠にありがとうございます。

 1月23日、私たちは念願であった笠原町との合併をいたしました。
両市町の関係各位のご努力、そして市民・住民の皆様のご理解とご協力に、心から敬意と感謝の意を表し、厚く御礼を申し上げます。本日は皆様と共に、新しい多治見市の誕生を祝いたいと思います。

さて、そもそも多治見市は、土岐郡多治見町・市之倉村・笠原町滝呂地区と、可児郡豊岡町・小泉村・池田町・泉村・姫治村南姫地区が、合併して大きくなった街です。

今回の合併は、南姫との合併以来46年振りの合併となり、新しい多治見市は人口が約11万8千人、面積が約91平方kmとなりました。
昭和15年に市制を施行して以来、人口で約4.4倍、面積で約2.6倍の大きさとなりました。人口の増加については、名古屋など全国から移り住んだ多くの住民も含まれています。

思い起こせば、私たちの合併活動は平成13年11月、岐阜県下初の住民発議による合併協議会設置請求の署名活動から始まりました。この合併は4市3町の中核都市を目指しましたが、様々な事情により実現しませんでした。

次に平成14年7月、東濃西部の3市1町は、特例市を目指して法定合併協議会を設置しました。協議は23回開催され協定は成立しましたが、投票方式の住民意向調査の結果によりまして、合併が破綻しました。

そして平成16年5月、水野隆夫笠原町長からの要望に基づき法定合併協議会が設置されました。15回の合併協議を終え、遂にこの度、合併を実現する運びとなった次第でございます。

ところで皆さん、私たちは人口の減少、少子高齢化、情報化、国際化、規制緩和、低成長経済、地方分権、財政困窮化など、右肩上がりの経済下では想定できなかった状況に直面しています。
社会の価値観が変化し、行政に対する要望も多種多様となってきました。
また、明治以来の中央集権制度から地方分権制度に変わって、自治体や市議会のあり方も大きく変化する必要に迫られています。

このような社会情勢における合併の大義とは、税収減や財源難の中にあっても、住民とのパートナーシップによる都市内分権を確立し、住民との協働で行政サービスを後退させることなく、遅れている都市基盤と産業基盤の整備を早急に実現することにあります。

今回の合併を糧といたしまして、私たち多治見市議会は、多治見市と旧笠原町の全ての住民・市民が「合併して良かった」と言えるような「ふるさと多治見」を創りたいと考えています。そのために、二元代表性の一翼として、35名の議員は、心を一つにして奮闘して参る所存でございます。

どうか皆さん、このような多治見市と市議会に温かいご支援と、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

最後になりましたが、本日の式典が、後世に残る輝かしいページの幕開けとなりますことを祈念しまして、私の挨拶といたします。

本日は誠にありがとうございました。

多治見市議会議長 中道育夫

 

 

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